第12回フットボールカンファレンス
1月9日、10日、11日に、2年に一度、日本サッカー協会が開催している
フットボールカンファレンスに参加してきました。
といっても、他の学会と同様、オンラインでの参加となりました。
フットボールカンファレンスは、
これまでも何回か参加しようと思っていたことはあるのですが、
1月前半の土日月に二泊三日で開催されるという日程の問題や開催場所の問題もあり、
一度も参加したことがなかったので、
オンラインで受講できる今回が初参加となりました。
このカンファレンスは、選手というよりも指導者を対象としたものであり、
指導者のレベルを高めて、より優れた選手をより多く育てることで、
結果的に日本のサッカーレベルを高めていこうというものになっています。
こういうセミナーを受けていると改めて思うのですが、
サッカーは他のスポーツと比べると、
育成システムがとても整備されています。
プロチームにはジュニアやジュニアユース、ユースといった下部組織が有り、
小学生からプロを目指した一貫教育をすることが出来ますし、
プロの下部組織だけでなくても、
特定の大会で優勝することを主目的としたトーナメント方式の大会だけでなく、
育成を視野に入れて試合数を確保するリーグ戦が用意されています。
また、指導者はコーチングライセンスの取得が必要となっており、
そのレベルもD、C、B、A、Sと段階別に分けられています。
このような育成システムが全国レベルで機能している競技は
日本ではサッカー以外にはないと思います。
練習環境もどんどんよくなっており、
私が子供の頃は芝生でサッカーが出来る機会はほとんど有りませんでしたが、
今は高校でも普段から人工芝で練習できるチームも増えています。
なお、カンファレンスでは、
日本代表の監督経験者である岡田監督と西野監督が
FIFA世界ランキングについて話をしていたシーンがあり、
日本代表は一時的にですが、FIFA世界ランキングが14位まであがっていたことがあり、
それに対して「そんなことはないよなぁ (日本より強いチームはもっとある)」
といった話をしていたので、少しに気になって調べた所、
日本代表の過去最高は9位 (1998年) ということでした。
ちなみに、この時の、現時点でのFIFA世界ランキング世界1位のベルギーは31位にとどまっており、
その近辺では50位付近でウロウロしているといった感じでした。
そう考えると、「日本もこれから世界1位を獲るチャンスは十分ある!」と考えるのか、
それとも「このランキングの付け方ってどうなの?」と考えるか、
難しいところです。