福谷充輝のホームページ

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第26回日本バイオメカニクス学会大会に参加

前回の投稿からしばらく時間が空いてしまいましたが、近況を報告したいと思います。
2020年度の前期は、コロナウイルスの問題で授業内容の変更を余儀なくされただけでなく、
他の仕事依頼も多く、残念ながら自身の実験を行うことは出来ませんでした。
もちろん、状況が状況ですので、仕方がないと割り切って、今後に向けて動き出したいと思います。
幸か不幸か、私の担当授業は2020年度の前期に集中したということもあり
(そのため、前期は授業準備を深夜2時、3時までやっているのもザラでした・・・)、
2020年度の後期は余裕がありますので、
10月からはついに自分の実験も再開していきたいと思っています。

さて、今週末は、久しぶりに国内の学会に参加していました。
国際学会に関しては年に1回くらいのペースで参加していたのですが、
国内学会に関しては、よく考えてみると4年ぶりでしたので、
さすがにこれでは参加率が低すぎるので、
今後は年1回は国内学会に出るようにしたいと思います。

ただ、今回の学会は、コロナウイルスのためオンライン開催となりました。
これはこの学会だけがオンラインになったというわけではなく、
私が知っている学会は、国内学会、国際学会問わず、全てオンラインとなっています。
学会では、通常は口頭発表とポスター発表の2つがあり、
口頭発表はパワーポイントを使って発表し (10-20分)、
オーディエンスとの質疑応答 (2-5分) を行うといったスタイルで、
ポスター発表は、学会事務局が指定した時間にA0サイズのポスターを掲載し、
(一つのフロアに多数のポスターが掲載されています)、
参加者がポスターを見て回りながら、興味があるポスターに関しては、
ポスターの前に立っている発表者に声をかけて議論する、
といったスタイルになります。

これをオンラインで行うということで、
口頭発表に関しては、ZOOMを使って発表し、
ZOOM上で質疑応答を行うというスタイル、
ポスター発表に関しては、オンライン上にポスターをアップロードし、
それに対してオンライン上でコメントを入力し、
発表者が返信するというスタイルになっていました。

これらの研究発表に関しては、リアルでの発表と比べると、
やりとり (特に、軽いネタを振られたときに素早く相槌を打つなど) に
やや遅れが出てしまいますが、基本的にほとんど問題なく行うことが出来ていたと思います。
また、特に国際学会は、移動時間や移動費用、宿泊費用が馬鹿にならず、
頻繁に参加するのは難しいので、コロナが収まったとしても
オンライン形式の参加は続いていくのではないかと思います。

ただ、今回の学会の大会長の方も仰られていましたが、
学会の楽しみは、自身で発表する、他の人の発表を聞くだけではなく、
学会発表の合間で他の参加者とコミュニケーションすること、
さらには学会終了後にアルコールの力を借りた【night science】で深い議論を行うことも
学会参加の魅力の一つであり、オンライン開催ではこれが出来ないというのが、
大きなデメリットとなっています。
そう考えると、これまでは一度も経験したことはないのですが、
いつかは【学会公式ZOOM研究討論セッション】、もとい、
【学会公式ZOOM飲み会】が開催されるのではないかと予想しているのですが、どうでしょうか?

写真

Atsuki Fukutani Ph.D.
(Sport Sciences)

Faculty of Sport and Health Science, Ritsumeikan University, Assistant professor

1-1-1 Noji-higashi, Kusatsu, Shiga, 525-8577, Japan

info@skeletalmuscle.net

Copyright © Atsuki Fukutani
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