福谷充輝のホームページ

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帰国

半年間のサバティカルを終え、3月18日にスウェーデンから日本に帰国しました。
本来は3月28日に帰国する予定だったのですが、
スウェーデンの隣国であるノルウェーやデンマークで飛行場閉鎖や国境閉鎖が始まり、
スウェーデンから日本に戻れなくなる可能性があったので、
ラボのボスに相談し、帰国を早めることにしました。

3月16日の午前中にボスに相談し、帰国許可をもらった後に飛行機チケットを探したところ、
翌日3月17日の午後にドバイ経由で関空に行ける飛行機があったのですぐに予約しました。
そこからすぐに研究室と自宅アパートの整理をし、帰国準備を始めました。
時間がなく宅急便の手配をするのは難しそうだったので、
もったいないのですが捨てても買いなおせるものは捨てて、
なんとか荷物をスーツケース2個分だけにしました。
帰国当日、ストックホルムのアーランダ空港に着いたときに電光掲示板を見ると、
当日キャンセルの飛行機が何個もあり、
関空行きの飛行機に乗るまでは日本に帰ることが出来るかどうか分からないような状況でした。
結果的には、大きな問題なく関空に着いたのでほっとしました。

予想外の形で半年間サバティカル終了となりましたが、
幸い、カロリンスカ研究所では多くの実験をさせてもらえたので、
新しい技術の習得だけでなく、論文に出来るだけのデータを得ることもできました。
また、このブログでも紹介した通り、
イギリスの有名ラボとのネットワークを構築することもできました。
これは私の研究者生活のターニングポイントになるかもしれないぐらい、
大きなイベントだと思っています。

さらに、ストックホルムでは、大学のすぐ近くにSATSという良いジムがあって、
フリーウエイトに関してはゴールドジムレベル、もしくはそれ以上に充実していたので、
本当に久しぶりにベンチプレスとデッドリフトをトレーニングメニューに組み込むこともできました。
最終的には、やはりコロナの影響でジムが休館となってしまいましたが、
それまではとても充実したトレーニングをすることが出来ました。

もちろん、日本より不便なこともあり、何個かトラブルもありましたが、
トータルで考えると、間違いなく “行ってよかった” と言える留学になったかと思います。
4月からはまた立命館大学のスポーツ健康科学部で働くので、
今の環境だからこそ、自分だからこそ出来ることは何かを考えて、
研究活動、教育活動を進めていきたいと思います。
アーランダ空港

写真

Atsuki Fukutani Ph.D.
(Sport Sciences)

Faculty of Sport and Health Science, Ritsumeikan University, Assistant professor

1-1-1 Noji-higashi, Kusatsu, Shiga, 525-8577, Japan

info@skeletalmuscle.net

Copyright © Atsuki Fukutani
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