科学研究費助成事業、基盤研究Bに採択されました
科学研究費助成事業、基盤研究Bに
【反動動作時のクロスブリッジ動態をin vivoで計測する手法確立】
という研究プロポーザルが採択されました。
反動動作は、私が最も興味ある動作であり、
かつ、クロスブリッジ動態というのは、私が最も注力している研究対象ということもあり、
この研究プロポーザルは、私の研究の中心的なものです。
今回のポイントは、【in vivo (生理的な状態、生体)】において、
ナノメーターレベルという微小なクロスブリッジ動態を検証するということで、
1つ目の方法は、これまでにも何回か紹介しているX線回折という、
強力なX線を物体に照射して、その物体の分子レベルの構造を把握するというものです。
そして今回は2つ目の方法があり、それは、筋を1000Hzといった高速で振動させ
(1秒間に1000回、微小な伸び縮みを繰り返させ)、
その時の筋力応答から、クロスブリッジの挙動を検証するというものです。
なぜ、このような振動でクロスブリッジ動態を検証できるのかは、
説明が長くなりすぎてしまいそうですので、
またいつか、記事で紹介しようかと考えています。
この研究助成金による3年間のサポートを最大限に活用し、
面白い研究成果が出せるように頑張りたいと思います。
2022.3.30