福谷充輝のホームページ

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のこり2ヶ月

スウェーデンでの研究生活も、残り2ヶ月となりました。
実験が完成したわけではないのですが進歩はみられ、
実験サンプルを作成 (単一の筋細胞を抽出) した後に、
筋細胞を顕微鏡下で筋力計とモーターに取り付け、
短縮性収縮、伸張性収縮中の筋力とカルシウムイオン濃度の変化を計測というところまできています。

この実験は、一番難しい工程 (筋細胞の抽出) が一番最初にあるので、
そこでつまずいて先に進まないということが往々にしてあるのですが、
なんとかそこを突破しつつあります。
(といっても50%ぐらいの確率で失敗しています・・・)

あとは、筋の長さが変わらない等尺性収縮だけではなく、
長さ変化のある短縮性収縮、伸張性収縮も行うことに付随する問題が何個か出てきて、
いまはそれの対策をしているといった感じです。
幸か不幸か、いろいろな想定外の問題に遭遇したおかげで、
問題解決能力はかなり向上したと思います。

来年度の授業配属もおおよそ決まり、授業の準備や帰国準備等を考えると、
実験が出来るのは実質1ヶ月程度かとは思いますが、
悔いの残らないよう全力で走り抜けたいと思います。

なお、ついにストックホルムでもコロナウイルスに感染した人が出たようです。
自分で何か有効な対策が出来るわけではないのですが、
体調には気をつけて生活したいと思います。

写真

Atsuki Fukutani Ph.D.
(Sport Sciences)

Faculty of Sport and Health Science, Ritsumeikan University, Assistant professor

1-1-1 Noji-higashi, Kusatsu, Shiga, 525-8577, Japan

info@skeletalmuscle.net

Copyright © Atsuki Fukutani
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