初めての日本からの来客
先日、立命館大学の副総長である、伊坂忠夫先生がカロリンスカ研究所に来られました。
多忙なスケジュールのため、24日の夜に到着して27日の朝に帰国という強行日程にもかかわらず、
カロリンスカ研究所にきていただきました。
実質2日ということで、初日はカロリンスカ研究所を案内し、
私がこちらで行っている実験の一部を体験していただきました。
二日目は、私の研究プロジェクトの相談、
さらには伊坂研究室の今後の研究プロジェクトの打ち合わせを行いました。
現在、私がメインに行なっている実験は、規模が非常に大きくなってしまい、
私1人の力ですすめることは難しい状態なのですが、
伊坂先生のマネジメントのおかげで
既に実験に着手することが出来ています。
夕食時もいろいろなお話をさせていただき、その中で、
「研究者として生き残っていくためには何かで突き抜ける必要がある」
という話がありました。
研究活動にはいろいろな戦略があり、例えて言えば、
打ちやすいシングルヒットを確実にたくさん打つのか、
もしくはなかなか打てないけれども当たればホームランになるようなスイングをするのか、
といったものがあります。
自分が研究に使える時間には限りがあるのでどちらも完璧にやることは不可能であり、
突き詰めれば突き詰めるほど、どちらかに注力する必要があります。
伊坂先生が私に期待していることはおおよそ理解できたつもりですので、
その期待に応えられるように、私にしか出来ないことに集中して頑張りたいと思います。
最後は、ノーベルミュージアムに行き、
”ノーベルメダル” と一緒に写真を撮って頂きました。
お忙しい中、ストックホルムに来て ”激励” を頂き、ありがとうございました。
2019.12.29